'00冬 沖縄旅行記   '00.3.15記
   
15. 国際通り ('00.2.12)

 さて首里城の後は那覇の中心街,国際通りへ行ってみよう,ってことで車を走らせた。首里城からはほぼ一本道である。国際通りに入ると車の進みが悪くなった。さすがに繁華街である。結構建物が密集しており,駐車場はどこにあるかなぁ,と探しながら進むと幸いにも大きい駐車場が見つかり即入場。駐車料金がいくらか知らないで入ってしまったが,捜し歩くよりはマシであろう。

 思いっきり身軽な格好になり街の探索へ出発。国際通りは小売店が元気に見える。人も多い。私の身の回りではほぼ全滅に近い商店街というものであるが,まだ沖縄では健在の模様だ。国際通りの中ほどにほぼ垂直に交わる平和通りというアーケードがあったのでとりあえず入って歩いてみる。う〜ん,こちらの方が断然にぎやかだ。この通りには牧志公設市場もある。普通の商店から沖縄ならではの産品を扱う店もあり買い物せずとも歩いているだけでなんとなく面白い。

 さて時間は昼時。もうお腹が減ったのでどこかで昼食を摂ろうと歩いていたのだが案外食堂というものが少ない。たまたま沖縄そばの店を見つけたので入ってみる。昨日も昼は沖縄そばだったが,これが超美味かったのでこの日入るのもなんの抵抗も無かった。

 お店では早速ソーキそばを注文。これまた昨日と同じ。(笑) 素早く出てきたそばを頂くと・・・さすが専門店。昨日のより数段美味い。肉汁が効いていてそばの汁がなんとも美味しい。にしても沖縄そばには島とうがらしがピッタリ合うなぁ〜。

 食べ終わった後はラーメンを食べた時みたく汗だくだった。ちょっとでも暖かいものを食べると暑い。これが沖縄なのか。真夏にラーメンなんて食べる気分にならないんだろうな。(笑)

 食後はのんびりとアーケード街をうろつき再び国際通りへ。ちょうど三越があったので息子のオムツ交換に立ち寄った。その後国際通りを西へ向かい,ちょうどモノレール工事をしている地点で折り返し,通りの土産物屋を物色しながら駐車場に向けて歩いていった。

 途中,紅いも団子のお店があったので食べてみる。昨日ダイエーで買ったのは揚げてから随分時間が経っていたのでベタベタだったけど,今日のは作りたてホヤホヤ。ほんのりとした甘さが美味しい。


▲国際通りにて

 さて沖縄で有名なものの一つにブルーシールのアイスクリームがある。(と思う) よく沖縄土産に買って帰る人もいるみたいだし,沖縄の観光地には大抵売っている。そのブルーシールの直営店が国際通りにあったのでちょっと立ち寄ってみた。男一人じゃ恥ずかしくて行けたもんじゃないが,こういう時は家族連れで本当に来て良かったと思う。(笑) いろいろな種類のアイスクリームがあるがここは沖縄らしくサトウキビ味を注文。う〜ん,美味い。味は黒砂糖みたいなもんであるがコクのある味で私は大好きだ。

 お土産もほぼ買い終わり,天気も怪しく少し小雨もぱらついてきたので国際通りを後にすることにした。

16. 那覇空港へ ('00.2.12)

 さて時刻はまだ3時頃。車の返却時間が17時なのでまだ2時間近くある。しかしこの時間ではどこかへ行くには中途半端。そんな訳でちょっとドライブしてみた。最初に那覇バスターミナル。ここは戦前,沖縄県営鉄道の那覇駅のあった場所であるが全然その面影はない。写真でも撮ろうと思ったがここはパス。

 次に沖縄港。ここにフェリーターミナルがあるのでちょっと行ってみたのだが,これが妙に寂れてしまって全然活気が無い。フェリーのほとんどが那覇新港に移ってしまったからだろうか。

 ここからちょっと北上,那覇港沿いを走る高架道路を走り,適当なところで折り返して国道58号線に出て空港方面に向かった。それでもまだ一時間以上あるので那覇空港滑走路の南側にある瀬長島へ行ってみた。ここは野球場やプレイランドなどがあり休日は結構多くの人で賑わう様子。この日もたくさん車が停まっており,遠浅の海岸で遊ぶ人の姿も見られた。

 さてそんな訳で17時直前まで時間を潰し,帰りにガソリンを満タンにしてトヨタレンタカー那覇空港営業所に到着。車を返却した。レンタカー返却後,マイクロバスで空港まで送ってもらった。

 空港到着は17時すぎ。集合時間が19時50分とまだまだ余裕があるので飛行機見物に送迎デッキへ行ってみた。デッキには誰もおらず我が家3人のみ。飛行機を間近で見た我が息子はかなり興奮気味。車だけでなく飛行機にも興味を持ちそうだ。そのうち警備員が我々に近づいてきた。なにごとか?と思ったら展望デッキは17時半で締まるとの事。そこで我々は退散することにした。

 さて空港ターミナル内に足の裏マッサージがあったのだが,うちのカミさんが是非やりたいとのご希望。ということで私が息子の面倒を見ている間にしてきてもらうこととした。私と息子はターミナル最上階から飛行機の見物。その後土産物屋やロビーをうろついて時間を潰した。


▲那覇空港にて


▲那覇空港にて 往に乗ったのと同型機

 19時頃,カミさんが戻ってきたので夕食とする。空港の食堂街でチャンプル屋に入りビールを飲みながら沖縄最後の料理を楽しんだ。

 食後お土産物を買い足し,そしてJASの団体カウンターへ行きチケットを受け取る。まだしばらく時間があるので身体チェックの前の店でうろうろする。・・・ら,行きに見掛けたおデブちゃんを発見。彼も同じフリープランだったらしい。目撃してしまいあまりいい気分ではない。(爆)

 グランドホステスのお姉様達は御苦労様である。飛行機出発時間直前にまだ搭乗していない客を探して歩くのはよく見掛ける姿であるが,今回見た奴はひどかった。何やっていたのかはわからんが離陸時間になっているのにのんびりやってきて係員に呼ばれても急ぐ様子も謝る様子も無いオバチャン連中。常識知らずも甚だしい。こんな奴等わざわざ待たないでもいいのに・・・。

 さて我々の飛行機の離陸時間20時半も迫ってきたので搭乗口へ向かう。ここに税関のパンフレットがあり見てみてびっくり。なんと沖縄は外国みたく免税が効くとは・・・。返還前からの慣習をそのまま沖縄地域振興とやらで引きずっているらしいが,ちょっと驚いた。でも免税商品はブランド物やウィスキーなので,そんなものいらない私にはちっとも有り難くない制度である。(笑)

 搭乗口付近の売店はほとんどが閉っていたがかろうじて空いている売店に紅いもソフトクリームの表示があった。さきほど夕飯を食べたばかりではあるが,最後の最後に食べてみたくなり(笑)カミさんに買ってきてもらった。ほんのり紅いもの風味漂う味であった。

 JAS最終羽田行きはこの日満席とのこと。搭乗口はちょっとした混雑となった。飛行機は新小型機MD-90。幼児優先乗り込みはなく順次搭乗が始まった。

17. 東京へ ('00.2.12)

 飛行機は2−3列シート。初めてこんな小さな飛行機に乗ったのだが,まるで新幹線みたいだ。我が家の席は2列シート側だった。乗り込むと早速客室乗務員のお姉様が子供の絵本を持ってやってきた。

 小さな飛行機なので乗り込みも早く,飛行機はすぐに誘導路へ向けて動き出した。機内には客席天井に小形液晶モニタが取り付けられており,離陸前の案内はこれで行われた。そして名残惜しい中,那覇空港を離陸。外はあいにくの雨の為,離陸直後はすぐに雲の中に入ってしまい沖縄の夜景を眺めることができなかった。

 機内は夜間飛行の為か減光。飲み物やお菓子のサービスがあったが至って静かな機内であった・・・と言いたいのだが,まぁうちの息子がなんか興奮しちゃって。(^^; 昼寝も全然していなかったので少し眠らせようと思ったが全然眠らない。でも客室乗務員のお姉さんが来て随分あやしてくれたお陰か次第におとなしくなりいつのまにか就眠。これ以降,なんと翌朝まで息子は起きることがなかった。(笑)

 飛行機は順調に飛び下界に何やら明かりが見えてきた。伊豆半島から房総半島経由で羽田空港に進入,定刻通り飛行機は無事着陸した。行きに比べ帰りは随分速く着いた気がした。偏西風の影響もあるのだろうか。

飛行機は誘導路に入りターミナルまで行ってくれるかと期待したのだが残念ながら新滑走路側にて停止。送迎バスにて空港ターミナルへ。沖縄で暖かさに慣れていた為か東京の寒さが身に凍みた。

 こうして我が家の沖縄旅行は無事終了,念願の47都道府県制覇を達成した。沖縄は本当に食べ物が美味しいところだった。それに沖縄は子供が多い為か子供対応の店も多く子連れにも安心な土地である。沖縄独自の文化や歴史遺産はまだ周りきれなかったので是非また訪れたいと思う次第である。

 なおこの日我が家は東京は浜松町に宿を取っておいたので羽田空港からモノレールでまっすぐそちらに向かった。にしても寝た子は重い。小さい体でさんざん親に引き回されたので相当疲れもたまったのだろう。今度大きくなったらまた沖縄へ行こう。


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