| 幌萌鐵道管理局 '98/5 九州汽車旅記 '98.8.27記 | |
| 4/30 寝台特急「富士」で九州へ | |
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4/30は出社日。珍しく定時に会社を切り上げて松本18:35発の「しなの30号」にて今回の現実逃避行を開始！（笑） とりあえず車内では駅弁とビールを平らげて寝る。名古屋には20:37到着。 と，ここまでは出張と同じような行程なのであまり特別な感慨も無い。とりあえずこの晩に乗り込む夜行列車の発車時刻前まで名古屋駅構内をぶらつく。 さてこの度の九州行には寝台特急「富士」を利用することに。時間的なことと，まずは宮崎方面に行きたいことからこの選択となった。ちなみに寝台券は前日の4/29に購入した。意外に空いているものである。ちなみにこの「１列車」には初めての乗車。この歳だけど多少ワクワクしましたね。（笑）
東京からの「富士」の到着時間が近づき，まずホームにてお買物。当然アルコールは必須である。そしてEF66牽引のブルトレが入線。３号車に乗り込む。
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寝台は下段。自分のボックスはまだ他に客がおらず私一人，と気の抜ける状態。 車内では早速買い込んだお酒を取り出し，時刻表を眺めながら飲む。まさに至福の時間である。 名古屋の後は京都に停車するのだが，これが結構時間がかかる。そんなもんで京都に着く前にベッドを整備し，眠りの態勢に入る。 やがて京都，大阪，三ノ宮と停車して行くが，大阪で向かいの寝台にお客さんが乗って来た様子だったがカーテンは開けず，よくわからなかった。そんなこんなで知らず知らずのうちに眠りに入った。
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 ▲寝台特急「富士」（下関） |
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翌朝，目が覚めるとなんと向かいの客は既にいなかった。（笑） 目が覚めたのはちょうど厚狭のあたり。小郡あたりで降りてしまったのだろうか？ 厚狭では先日廃止されてしまった美祢線の石灰石輸送貨物列車をみつけ，しげしげと観察。古き光景は次第に失われて行くものだ・・・。 さて列車は下関到着。ここでは機関車の交換があるので列車を降りて，先頭までカメラを抱えて走って行く。しかし残念ながらここまで牽引して来たEF66は既に切り離され写真に収めることができず。やがて関門トンネル専用のEF81がやってきて，その連結シーンを収めて慌てて車両に戻り出発。 で，いよいよ関門トンネルを越えて九州入り。門司でまた機関車交換。今度はED76へ。こちらはヘッドマーク付。くたびれた車体がちょっと哀愁が漂う・・・。
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 ▲関門トンネルはEF81に機関車交換（下関） |
 ▲九州内はED76が牽引（門司） |
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約３年ぶりの九州はあまり変わっていなかった。でも小倉で見掛けた通勤電車は新しくて変なやつだった。いまいちJR九州の新車にはついて行けない。（笑） 九州に入ってから天気は雨。雨男の本領発揮である。また残念なことに，車両の窓ガラスには錆が飛んでいて景色がよく見えず。ちょっと悲しい。 車内は結構ガラガラ。九州寝台列車の衰退を実際に見た気がする。そして「富士」は9:36に終点，大分駅に到着。
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