６．　東室蘭→郡山→松本 　（'04.3.1-2）

★ 東室蘭→郡山　寝台特急「北斗星２号」

　さて北海道からの復路。先週のような悪天候もなく，無事に離道できそうで一安心。東室蘭18:56発の寝台特急「北斗星2号」に乗車の予定であるが，レンタカーの営業時間が18時までなので，息子を連れて早めに東室蘭駅へ。特に問題なく車を返却。以後，一時間近く時間が余り東室蘭駅の待合室で時間を潰す。息子は早く改札を通りたいと騒ぐが，まだまだだとなだめるのに一苦労。

　やがてDD51重連の「北斗星2号」が入線。我々は５号車に乗り込み，18:56に発車。JR北海道編成の一人用個室Ｂソロの上階だった。出発して間もなく車掌がやってきて車内改札。既に日が暮れて外は真っ暗なので退屈であったので早めに夕飯とした。

　私は5時前，ちょうど仙台到着前に起床。その後は寝られなかったので車窓を楽しんだ。6時頃，福島を過ぎた辺りで息子を起こして下車の準備をした。ついでにまだ時間があったので朝食も済ませた。
　郡山には6:38に到着。ホームに降りるとかなり冷え込んでおり，目覚めて間もない我々には快い刺激であった。

　郡山では階段を登り新幹線乗換改札を経てホームへ。ここから長野まではは自由席の旅となる。どうして自由席にしたのか，というと子供連れだから，というのが理由。まだ幼稚園児の息子を連れて歩くのは無料であるが，指定席はタダでは子供の席を確保できず，これは困る。自由席であればある程度融通が効くのでそうしたというところだ。

　ホームには通勤客と思わしき男性陣が多く，自由席乗り口に列を作り始めていたので我々も早速並んだ。
　やがて「やまびこ152号」が入線。本日仙台からの始発列車である。車両は「はやて」と同じりんごマークの入ったE2系。列車に乗り込むとまだ大して込んでおらず二人席をゲット。とりあえず一安心。

　このやまびこは各駅停車版に近く，多くの駅で停車を重ね，多くの人を乗せていく。どうも東京まで通勤で使う人はかなり遠距離に及んでいるようだ。
　列車はほぼ100％に近い乗車率で7:58大宮に到着。我々と共に大勢の人達が下車していった。

　大宮駅からは長野新幹線に乗り換え。ホームで待っている間には東北新幹線や上越新幹線の色々な車両がやってきて子供にとっては楽しいひとときだった様子。
　我々の乗る「あさま号」は8:18にやってきた。自由席車はかなり込んでいて，三人掛シートの通路側二つをゲット。乗車率はほぼ100％だった。

　長野新幹線に乗るのは久し振りであるが，特に景色の楽しい訳でない関東平野を北上するので退屈。息子に本を読んでやったりして過ごす。やがて眠気に襲われて機嫌の悪くなった息子をなんとか寝かそうと努力。碓氷峠手前で落ちてくれた。（笑）

　軽井沢に着くとかなりの乗客が下車。そこで前方に空いた3人掛シートに移動し，息子を横に寝かせた。空いている新幹線だと子供を寝かせるには十分なスペースが確保できる。

　長野駅には9:42に到着。息子もその前に起きてくれた。
　長野駅の在来線乗換口の自動改札に切符を通すとはねられた。どうやら新幹線に乗車した際の特急券，つまり郡山からの東北新幹線の特急券も一緒に入れないと乗車券の入出場記録と合わずにはねられるらしい。全部まとめて通すことで放免となった。

　長野駅からは特急「しなの」に乗車。再び自由席であるが，既にホームに入線していたので急いで列車へ。するとまだまだ余裕があり無事二席確保できた。ホームでちょっとした買い物をして定刻9:53に長野を発車。

　それにしても373系「しなの」の座席の下にあるフットレスト，どうにかならないだろうか？普段出張で乗っている時も全然使わないので普段から邪魔に思っているんだけど，子供にとっては見たことの無い格好の遊び道具となってしまい，バタンバタン遊ばれて慌てた。（笑）

　松本駅には家内と次男が迎えに来ており，久し振りに家族四人揃ってほっと一息。

　なお午後から私は出勤したが，正直ヘロヘロな状態でしんどかった。学生時代のように夜行列車明けでも体育の授業が受けられた頃が懐かしい。（笑）