| '01夏 北海道帰省記 '01.9.1記 | |
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４．旅行 道東旅行（２）
（'01.8.17）
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（１） 丸瀬布の朝 朝6時前に目が覚める。キャンプではどうしても朝早く起きてしまう。クワガタでもいないだろうかとキャンプサイトをぶらぶら歩いてみたが見つけられず。それにしてもテントサイトは盛況。100近くのテントが並んでいるのは壮観だ。でも今回のキャンプ客には誰も騒ぐものはおらず，そのモラルの高さに関心した。皆こうであればいいのだが。 昨晩使った七輪を使ってご飯炊き。飯盒で3合炊こうと思ったものの，なかなか火力が上がらず難儀。1時間ほど格闘してどうにか炊き上がった。8時過ぎ，子供は寝たままであったが大人達だけで朝食。キャンプ場で食べる納豆ご飯はなかなか美味かった。9時前になってようやく息子が起きだし食事をさせた。 今朝の空模様は怪しい感じ。やがて霧雨がぽつぽつ降ったり止んだり。さすがにI氏と私のダブル雨男が集まっているだけある。テントが濡れてしまっては後片付けが大変なので急いで撤収作業に取り掛かる。テントやシートを畳むのも一苦労だ。元々収まっていた袋に入らず苦労する。（笑） やがて10時を過ぎ，蒸気機関車の音がしてきた。I氏は本日午後から出勤予定であるのであまりのんびりもできない。ということでここで一応の解散。I氏，ご苦労様でした。
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（２） 丸瀬布→美幌 さて我が家の今晩の宿は釧路の予定。かなりの長距離であるが，途中，美幌峠や釧路湿原を見てみたいとの家内の希望で行ってみることに。丸瀬布いこいの森を出てからしばらくはI氏の車を追走。遠軽を過ぎてから別れ，国道333号線を進んだ。途中，佐呂間町のAコープで休憩＆買い物。外は本格的な霧雨模様となってしまった。ルクシ峠を越え端野町へ抜け，ここから国道39号線に入り美幌に到着。2時間弱運転してきたし，ちょうど昼時なので休憩を兼ねて地元のショッピングセンターへ。 地方に行った場合は，その地元のショッピングセンターが結構狙い目と思う。食堂もそれなりについていて値段もお手頃。今回立ち寄った美幌のショッピングセンターでもかなりボリュームのある食事が取れた。またトイレも綺麗だし買い物もできるし子供の遊び場もある。食事後は車内で退屈していた息子をしばらく子供の広場で遊ばせた。
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（３） 美幌→屈斜路湖→摩周湖→弟子屈
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美幌で約1時間のんびりし13時半頃，美幌を出発。一路，国道243号線を美幌峠へ。しかし天気は雨で，道路情報では濃霧注意と表示されている。これではあの屈斜路湖の素晴らしい眺めは期待できないだろうことは容易に想像できた。 次第に霧が濃くなる中，唐突に峠の頂上に到着。案の定，霧の中である。折角来たのだからと車外に出て展望台へ行ってみる。強風の霧雨の中，とても寒い。有名な展望台からの眺めは実に真っ白で綺麗だった。（笑） 家内はしきりに嘆いていたが洒落のつもりで記念撮影。これもいい思い出になろう。
|  ▲本当は後ろに綺麗な屈斜路湖 があるはずだが・・・ ('01.8.17) |
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ちょっと土産物屋の中を眺めてから車に戻り峠を下りはじめた。するとびっくりしたことに途端に霧が晴れ屈斜路湖の眺めが広がった。湖の向こう岸は青空も出ている。どうやら美幌峠だけ霧が掛かっていたようである。峠を下りきり和琴半島に到達。すると久々に信号を発見。思い出してみれば美幌の街を出てから一切信号が無かった。
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ついでなので屈斜路湖見物に。湖岸を北上し砂湯へ到着。駐車場に車を停め湖岸へ行ってみるとそこは穴ぼこだらけ・・・。実は砂湯はその名の通り，湖岸の砂を掘ると温泉が染み出てくるのである。以前冬に来たことがあったのだが，その時は落ち着いた雰囲気を出していたのに，さすがに夏。大勢の子供達が我こそは，と穴を掘って遊んでいる。これを見たうちの息子も参戦を希望。しかしここで服を汚されてしまっては困るので注意をそらしつつ車に連れて帰った。
|  ▲屈斜路湖砂湯にて ('01.8.17) |
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ここからは湖岸の林の道路を北上，川湯温泉へ。温泉街は特に降りず車内から見物。硫黄山はちょっと寄ってみようと思ったら入口に料金所がありUターン，こちらも車内から見物となった。子供がいるので硫黄の臭いが強烈なところにはあまり連れて行きたくなかったのもあるのだが。
さて硫黄山を後にし，摩周湖へ。今のところ下界の霧は晴れていたので，ひょっとして見えるかも，と念のため向かってみた。摩周湖西側を通る道道に入り急坂を登っていくと，やはり霧がどんどん出てくる。やっぱり駄目だったか。（笑）
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摩周湖第3展望台に到着。こちらは案外知られていないところで駐車料金も掛からない。子供が車内で寝てしまっていたので家内だけ見物へ。しかしほどなく帰ってきた。曰く，「霧でなにも見えないしカップルだらけだった」 しかしなんと言っても"霧の摩周湖"は有名だ。これに遭遇できたのは幸運であろう。（笑） ちなみに私は3度目の訪問で初めての霧の体験だった。車で南に下り第1駐車場に到達したが，どうせ霧で見えないし駐車料金ももったいないのでパス。坂道を下り弟子屈の街へ向かった。坂道を下り始めてまもなく霧は晴れた。やはり神秘の湖，摩周湖である。
|  ▲摩周湖第3展望台付近 ('01.8.17) |
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摩周湖から弟子屈へ向かう道道は曲線区間が終わるとひたすら長い直線区間となる。坂道で思いっきり加速して直線ではニュートラルでどこまで転がるか試してみた。そしたら驚く無かれ，約5km先の弟子屈の街の信号まで到達してしまった。少し飛ばしすぎたこともあるが，それにしても凄い。
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（４） 弟子屈→細岡展望台→釧路 さてそろそろ懐が寂しくなってきたので国道から外れ弟子屈市街で銀行を探し資金調達。今度は釧路へ向けて走行。しかしここで失敗。弟子屈市街をを出て釧路へ向かう国道391号線に入ったつもりが，ややしばらく走ってみるといつのまにか別海とか変な標識が出てくる。おかしい，と思い地図を確認すると思いっきり間違って国道243号線を走っていた。方向変換し標茶へ抜けた。標茶からは国道391号線に入りひたすら南下。 途中，トイレ休憩したくなってきたのだが，なかなかコンビニが見当たらない。そこでJR釧網本線塘路駅へ向かった。4年前に訪れたことがある駅だったのだが，駅前に行ってみてびっくり。なんと駅舎が新築になっていたのだ。さらに駅舎内には喫茶店が入り，すぐにカウンターになっている。列車に乗るには店内を通らねばならない構造だ。シャイな鉄道ファンには近寄りがたい雰囲気があるかもしれない。駅前もいつのまにか観光客相手のアウトドア系のお店があったりと随分と変わってしまった。 さて再び南下して，途中から脇道に入り細岡へ。ここは釧路湿原を見渡すことのできる細岡展望台がある。やはりここも4年前の早春に訪れたことがあり，とても綺麗な雪景色であった。今回は一体どのような眺めを見せてくれるのか。
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細岡展望台の駐車場からさらに車を進める。実は駐車場から展望台まではかなり距離がある。子連れで歩くのはかなり厳しい。さらに進んでみると同じ考えの車がたくさん路上駐車。我々もちょっとの間だけご一緒させてもらうことに。 展望台に着くと，そこには一面に広がる緑色。これぞまさしく生きている釧路湿原，という感じだ。蛇行する釧路川との組み合わせも実に素晴らしい。冬の景色も良かったが，やはり生き生きしている夏の姿のほうが感動を覚える。実に雄大な釧路湿原，みなさんも一度はお目にかかることをお勧めします。
|  ▲釧路湿原の眺め ('01.8.17) |
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細岡展望台を後にし，国道に復帰して一路南下。釧路市街に入るあたりで17時を過ぎていたので渋滞に巻き込まれた。これを脱出したあたりで車の燃料ランプが点灯。いよいよまずい。これまでの旅の記憶をたどり，確か東釧路駅前のダイエーに系列の格安ガソリンスタンドがあったような気がする，と向かってみるとやはり正解。これまでの無意味な旅行でもこういう時役立つ。（笑） 釧路市内はちょっと高めであるが，それよりは数円安く無事給油。ちなみに今回の満タン47リットルで走行距離は710km，燃費は15.1km/Lで驚異的。今日は長距離運転で転がす感じで運転できる北海道ならではの数字であろう。
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（５） 釧路の夜 釧路市内を通り，JR釧路駅前へ。駅前に隣接した釧路東映ホテルが本日のねぐら。ホテルの裏手に広い無料駐車場があるのは嬉しいところ。18時半頃チェックイン。本日の部屋は西を向いた和室。子供連れなので和室は本当に楽なのだが，ビジネスホテル系に設定されているのは珍しい。13,500円にしてはとても設備が整っており広い部屋だ。部屋からの眺めもなかなか良い。 さて時刻は19時をまわり街へ夕食へ出かけた。しかし駅周辺では我々が入りやすい食堂はなかなか見当たらず。そこで一旦ホテルに戻り車で市内を流してみることに。市内中央部を抜け幣舞橋方面へ。ここにフィッシャーマンズワーフがあるのでそちらへ行ってみることに。外見は超近代的であるが１階は普通の市場のような鮮魚屋や土産屋が入っている。閉店寸前で後片付け中の店内を通り，階上の食堂へ。いずれもちょっと高めの金額であるが，腹を決めて入店。海宝丼とつまみ類数点を食した。なかなか美味しかった。 食後ホテルの近所の和商市場に併設されたコンビニで酒類を買い込み，ホテルへ戻った。風呂に入ってからビールを飲み布団に包まってぐっすり寝た。やはりテントの硬い床じゃなく布団が一番だ。
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