５．　京都→松本　（'01.5.27）

★ 京都→名古屋　新幹線「こだま424号」

　さて復路。お金がもったいないので（笑），新幹線も特急「しなの」も自由席で頑張ることにする。しかし京都からの新幹線「ひかり」の自由席は大抵大混雑している。そこで「こだま」なら空いているのでは，と読み時刻表とにらめっこ。名古屋駅でも40分ほど乗り換え時間がある余裕のある行程が組める京都15:17発「こだま424号」に乗車することにした。

　ホームでは新幹線を見ながら自由席車の列に陣取る。ちょうど「のぞみ」が2本出て行ってからの入線で少々時間があるので，息子を連れてちょっと見物。700系はすぐに「のぞみ」と認識できるようで，「あれに乗る！」と駄々をこねられなだめる。（笑）　次に来た500系は新幹線らしからぬ色合いからか新幹線とは判らない様子。やはい白地に青が東海道・山陽新幹線の定番であろう。

　やがて我々の乗る「こだま424号」が入線。この先短い100系である。乗り込んでみると案の定空いており，容易に3列シートを確保できた。息子もちょうどお昼寝タイムに突入し，名古屋までゆったりしていくことができ一安心。おまけに「こだま」なので名古屋までの所用時間は「ひかり」に比べ長い1時間。この点も昼寝時間が確保でき，ちょうど良かったという感じだ。

　列車が米原，岐阜羽島と停車していく度に車内の席は埋まっていったが，それでも余裕がある。そして名古屋には定刻＊に到着した。大勢の人達に混じって下車。息子はまだ寝たままなので抱えて在来線ホームへ向かった。

　次の「しなの」まで40分あるが自由席の混雑が予想されるので新幹線ホームから在来線ホームへ直行。しかし息子が寝たままなので抱えてる私はベンチに座り，家内が自由席の列に並び席取り。ホームは次第に人が多くなり自由席の列が膨らんだ。
　発車10分前ほどになりようやく列車が入線。その瞬間息子が電車の音で目を覚ました。私は列の一番最後に乗り込んだが家内が席を確保していたので問題なかった。日曜日夕方の列車とあって車内は大混雑。自由席は空席は一つもなく，デッキに立ち客が出た状態で名古屋を17:00ちょうどに発車した。

　車内ではおやつタイムに突入。列車の中でおやつを食するのは久し振りである。こういうのも家族旅行では楽しいところであろう。それからはのんびり話をしたり子供と遊んだり車窓を楽しみながら過ごした。

　松本には定刻18:59に到着。夕方に京都を出てもこんな時間に帰ってこれるとは新幹線も特急も偉大である。この日は駅前で夕飯を食べ，バスに乗って自宅へ戻った。

　3月の青森以来の遠出であったが，2泊3日の行程はさほど長すぎもなく短すぎもなく無理のないちょうど良い。以前から行ってみたいと思っていた京都に訪問することができ，宿は2泊ともに当たり。今回は満足行く旅であった。