'99夏 北海道帰省記   '99.10.17記
   
3.旅行 登別方面へ ('99.8.17-18)

 お盆ということもあり実家の家族全員揃ったので近所の登別温泉に一泊することになった。ちなみに私自身,登別温泉で宿泊するのは初めての経験。これまで実家に近すぎるので日帰りのみで泊まった事が無いのだ。どんなもんだか興味ある中,早速出発。

(1) 倶多楽湖・大湯沼

 実家の室蘭から国道36号線を西に向かい,登別駅付近で山側に入り一路登別温泉へ。途中,倶多楽湖(クッタラ湖)経由で向かうこととした。
 倶多楽湖は周囲約8.5kmのほぼ真ん丸なカルデラ湖。流れ入る川も流れ出る川もない湖だが,登別温泉のお湯の源とも言われている。ここは観光開発がほとんどされておらず,一個所だけ道路が湖岸に接し,そこにレストハウスと貸しボートがあるだけで静かなところである。また湖の透明度は摩周湖に次ぎ,大変綺麗な湖水。個人的に大変気に入っている湖で,みなさんには穴場としておススメです。
 倶多楽湖から登別温泉に向かう途中に日和山と大湯沼がある。日和山は地獄谷と同様で現在も噴煙を上げており,その麓にはお湯が湧き出てできた大湯沼がある。しかしこの大湯沼の駐車場はなんと有料なんで車窓から眺めるだけでパス。(笑) まぁ国立公園内の駐車場は大体有料なので仕方ないけど。日和山を展望する駐車場は無料で双方とも眺めることができるので,停車するならこちらが良いでしょう。


▲ 倶多楽湖を望む ('99.8.17)


▲ 日和山と大湯沼 ('99.8.17)

(2) 登別温泉

 登別と言えば北海道で最も有名な温泉,日本でも超有名な温泉地ですね。この日は温泉街のほぼ中心に位置する登別パークホテルまほろばに宿泊。まだ新しい造りでなかなか豪華な気分。(笑)

 夕食は部屋で取ることができ,いかにも北海道の料理です,ってな感じの内容だった。(笑) 味はなかなかよかったと思う。
 さて目玉の風呂であるが,大浴場は広めであるが普通レベル。しかし驚いたのは大露天風呂。露天と言っても半屋内なので完全な露天とは言えないが,でもとにかく広い。開放感溢れ綺麗な露天風呂でのんびりと湯に浸かることができた。なお登別温泉には食塩泉,硫黄泉,鉄鉱泉,ミョウバン泉の4種類の泉源があり,いずれも堪能できた。
 翌朝はバイキング形式の朝食。しかし食堂が2つあり好きな方を選ぶことができた。


▲宿泊した「まほろば」('99.8.18)

 そんな訳で家族水入らずで温泉を楽しみ宿を退却となった。なお近所である地獄谷とクマ牧場は子供が大きくなってから来ようってことで今回は立ち寄らず。

(3) 登別マリンパーク ニクス

 登別温泉を出た後,我々家族と妹の4名で登別マリンパークニクスへ行くことに。で,実は室蘭市民は格安で入場できる割引券があるのだが,実家に置きっぱなしとのことで一旦室蘭に帰宅した後,再び登別へ。近いので本当に助かる。(笑)

 デンマークを模した水族館テーマパークで開園以来意外に好調の様子。まずはイルカのショーがあるので見物。見物席前列は水がかかるのでビニールシートを持たされていたが,ショーの方はなかなか素晴らしく激しいものだった。(笑) 続いてラッコの餌付けの時間になりそちらを見物,その後アシカのショーと続き,こじんまりとした園内でも飽きることなく楽しめる構成に感心した。
 園内の水族館本体は巨大な水槽上を昇るエスカレータや水槽内のトンネル等の他,各種貴重な魚類をゆっくり見る事ができた。以前行った東京の葛西臨海水族園での慌ただしさと比べたら天と地の差だ。

▲お城の建物が水族館本体 ('99.8.18)

 ニクスでの超目玉はペンギンの行進。園内の決まったコースを係員の先導でペンギンがヒョコヒョコ歩いていく様子はひじょうに可愛いものであった。

 東京方面のテーマパークに比べると格段に規模は小さいかも知れないが,人もさほど多すぎずゆっくりくつろぎながら見学できるこのような水族館は本当に良い。家族で行くと1日楽しめるこの登別マリンパークニクスには今後も来ることになると思う。


▲ 名物 ペンギンの行進 ('99.8.18)


▲ 水槽内のトンネル通路にて ('99.8.18)


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