'98冬 北海道流氷観光記

4.川湯温泉→釧路 & 復路  ('98.2.22)
川湯〜屈斜路湖

 さて今回の旅行,最後の朝。この日は釧路空港14時40分発羽田行の飛行機に乗らないといけないので一路釧路を目指すことに。その途中,寄れるところに寄っていこうとなった。
 朝の準備も整い,まず宿を出る。しかしすぐには出発せずにちょいと街中をふらつく。昨晩「ダイヤモンドダスト」を見せたという現場に行き,いろんな仕掛けを発見どのようなイベントだったのか,見られなかったことがちょっと悔やまれる。

 川湯温泉を後にし屈斜路湖沿いに南下。すると途中,街路樹一面樹氷状態のところを発見! 車を停めて観察してみると,実は湖岸からお湯が沸き,それが湯気となって周りの木に凍り付いていることがわかった。これはとても綺麗だった。おまけにお湯が沸いている為,そこは温かいのだろう,白鳥がたむろしていた。

 実は屈斜路湖岸には「砂湯」という湖岸を掘れば温泉になる場所があるのだが,その範囲は結構広いようだ。あとで砂湯にも行ってみたが,そこもこの季節は白鳥の飛来地になっていて多くの観光客が訪れていた。


▲ 屈斜路湖畔に集う白鳥


▲ 砂湯にて


釧路湿原

 釧路へ向かう途中に最近特に着目を浴びる釧路湿原があるので,ついでに立ち寄ってみた。
 まずはタンチョウヅルで有名なJR釧網本線の茅沼駅へ。この駅では餌付けをしていて列車内からタンチョウを見ることができるポイントなのだが,しかし我々は敗北した。そう,一匹もいなかったのである。残念。

 次に細岡へ。ここには展望台があり,ここ最近専用の駅もできた程である。車で展望台の入口まで行き,少し離れている展望台へ歩いて向かう。するとそこにはおよそ180度に見渡せる釧路湿原が。天気が良くて湿原の向こうの噴煙を上げる雌阿寒岳や阿寒富士(雄阿寒岳),また知床山脈まで見渡せ,本当にいい眺め。みなさまにお見せできないのが残念。実際にこの目で見ないとこのスケールの大きさはわからないだろう。


▲ 釧路湿原の眺め


釧路にて

 昼頃釧路に到着。昼飯をどこで食うかという話になり,釧路の市場でイクラ丼でも食おうと決まり,一路釧路駅付近の市場へ。ガイドブックを見て,和商市場へ向かう。
 店内は釧路らしくカニやら鮭やら他の海産物どっさり,ってな感じ。でも激しく声を掛けられるのはどうも性に合わない。

 最初は市場内の食堂かなんかで食おうか?ってな話だったんだけど,実は各テナントでもご飯に好きなもの乗っけて食べられる“勝手丼”をやっていて,これははいいや,ってことである店で食べることに。ご飯を入れた丼にイクラやホタテ,ウニ,塩辛等好きなだけ乗っけて食った。(その分金は取られるけど)

 ついでに毛がにの入った鉄砲汁が50円だったので一緒に頼んだのだが・・・,個人的には一番美味かったのはこの鉄砲汁だった。(笑) やっぱ毛がには美味い。


▲ 和商市場にて

 そんな感じで釧路の市場巡りは終わった。今まで釧路には何度も来たけど,まともに観光客したことなかったから結構新鮮だった。


復路
 とうとうこの旅も最後。釧路空港前でレンタカーを返却して空港ビルへ。搭乗手続きを早々に済ませたらたっぷりと時間が余ってしまった。そんな訳でお土産を買ったり,屋上に出て飛行機眺めたりして時間を潰した。ゲートから搭乗口までは距離が大してないので出発ギリギリまでゲートの外にいた。

 帰りの飛行機はJAS 136便。A300に乗るのは初めて。しかし特段変わったところはなく,大型機は大抵同じようなものなのかもしれない。


▲ 釧路空港にて

 そして飛行機は北海道を離れ,無事羽田に到着。3名揃って新宿から「あずさ」に乗り松本に帰ってきた。普段は一人旅ばかりであるが,たまには気の合う仲間で旅行するのも楽しいかもしれない。


Back to :[Top]  [1]  [2]  [3]  [4]
Copyright(c) 1998-2002 BADGER (Masayuki Yamadaya), All rights reserved.