１．　松本→長野→大宮　（'03.6.13）

★ 松本→長野　1221M

　今回はなるべく早めに，そして東北新幹線の接続が良いようにダイヤを眺めた結果，松本から長野経由で向かうことに決定。指定券はJR東日本のインターネットサービスである「えきねっと」を利用した。
　さてスタートの列車は松本6:22始発の長野行き普通列車。篠ノ井線の普通列車の初電となる。自宅からは始発のバスでは間に合わないので歩いて松本駅へ。朝一でまだ改札もまだ最低限しか開いていない。しかしホームに下りてみると115系５両編成と比較的長い列車が停まっていた。長野付近では平日の通勤通学ラッシュ時にぶつかるからであろう。

　列車に乗り込みボックス席へ。そして定刻に発車。松本出発時点では車内はガラガラである。明科を過ぎて山間区間へ入り，長いトンネルを抜けた西条では交換待ちで少々停車。やがて冠着を過ぎてトンネルを越えれば善光寺平が見渡せる名勝，姨捨に到着である。ここでは普通列車とスイッチバックしながら交換。さらに姨捨の先の信号所でも普通列車と交換。朝は列車本数が多いが篠ノ井線は単線なので交換待ちが多くなってしまうのは仕方ないところだろうか。

　稲荷山に着くと車内の座席はほぼ埋まった。そして篠ノ井では本当に大勢の人達が列車に乗り込み朝のラッシュに突入。こんなに利用客が多い篠ノ井−長野間は今，JR東日本が手放さずしなの鉄道が経営できないことで長野県ではちょっとした問題となっているが，新幹線の並行在来線分離の建前からいうとしなの鉄道に移管すべきだと思うのは私だけだろうか？

　そんなことを思いつつ，通勤ラッシュとは全く無縁な生活を送っている私には久しぶりのラッシュの刺激に少々疲れを覚えたところで終点，長野には7:40着。

　長野駅では10分乗り換え。駅の階段はラッシュで混雑しており，なかなか思うように新幹線側に進めず少々焦る。自動改札をくぐりホームに下りると既に列車は大勢の人が乗り込んでいた。私は最後尾の8号車指定席へ乗り込んだ。写真を撮ったりして7:50に列車は長野を出発。

　今回乗車した東京行き「あさま2号」は途中，上田，大宮しか停車しない速達版で，長野−大宮間はわずか65分である。先ほど乗った篠ノ井線よりも早いのだから新幹線は偉大だ。
　既に何度も乗った見慣れた光景の中，列車は順調に進む。車内で朝食を摂ると寝不足もあり睡眠モードへ突入。軽井沢駅の通過中に記憶を無くし，目が覚めたのはちょうど上越新幹線の建設中の本庄早稲田駅を通過中だった。外を見ると雨が降り出していた。
　列車は順調に進み大宮駅には8:55に到着。