５．復路　池袋／新宿→松本　（'02.1.8）

★ 池袋サンシャインシティ

　さてまだ10時前ということで，まっすぐ松本に帰るのももったいないので途中，池袋にでも寄り道して遊んでいくこととなった。そこで山手線内回りで池袋へ。平日の日中にも関わらず乗客は多く結局重い荷物を持ったまま座れずじまい。

　池袋駅で途中下車，中央改札では珍しく乗車券に下車印を押された。まずはコインロッカーに立ち寄り身軽な姿へ。池袋駅のコインロッカーは有人なので安心して荷物を預けることができる。 　実に数年ぶりに池袋駅前を歩き，繁華街を経てサンシャインシティへ。本日はサンシャイン水族館等を巡り歩くことにした。

　サンシャイン水族館は初めての訪問。券売所では現在，キャンペーン中とやらでサンシャシンシティ各施設共通の入園券等が発売中。水族館だけの訪問では1,300円であるが，水族館・展望台・ナンジャシティ（入園券）共通では1,900円で断然オトクである。
　まずは水族館に入園。中に入るとちょうど大きな水槽で餌付けショーの真っ最中。ウェットスーツを着たお姉さんが水槽の中で魚達に餌をやり，水槽の前で別のお姉さんがマイクで説明。水槽の中のお姉さんも水中から解説を加えており，なかなか楽しかった。新潟のとある水族館でも同様な餌付けショーがあったが，観客のわかりやすさから言えばこちらのほうが断然おもしろい。
　ここの水族館でも思ったのは全体的に水槽面が低く，子供でも見やすいことだろうか。決して展示している魚達は多くはないが，整然とまとまっており綺麗だ。またこの日は平日とあってガラガラ。そんな訳でのんびりじっくりと見て歩くことができた。水族館の屋外，つまりビルの屋上であるが，こちらにはマンボウ館やアシカ，ペンギンなどが飼われており，こちらも見ていて楽しい。
　都会の中のちょっとした水族館であるが，平日であれば存分に楽しむことができるであろう。

　水族館の次はナンジャタウンに行こうと思ったが時刻はそろそろ11時半。中途半端なので昼食を摂ることに。ビル内にある食堂街で適当に入って安くあがった。

　ナンジャタウンでは入園券を引き換え早速中へ。やはり平日ということで中はガラガラ。福袋七丁目周辺をのんびり歩き，昔風の街並みの雰囲気を楽しんだ。駄菓子屋では飴玉やブリキのオモチャを購入。
　全体的にナンジャタウンは大人向けという雰囲気が強い。小さな子供が思う存分遊べるアトラクションはほとんど無いと言っても過言ではないだろう。もう少し子供達が大きくなってから遊びにこようかと思った。

　我が家の息子は朝から全く昼寝をしておらず，かなり眠いご様子。そこで最後に展望台を訪れて帰ることとした。サンシャイン60の地下1階に展望台専用のエレベータがあり，早速乗車。話には聞いていたが，このエレベータが凄かった。60階までなんと35秒。途中の速度は時速300kmを越えるんだからびっくり。あっという間に60階に到着してしまうのには感嘆した。
　屋上展望台もこれまた案外広いのにびっくり。大きなビルの外周全てが展望台なのだから，考えてみれば広いのも納得できる。この日，東京地方が天気が良く四方向全て綺麗に眺めることができた。それにしても東京は緑が少なく建造物だらけだ。おまけに内陸部，埼玉方面を見てみると上空に黒い空気の層ができており，見た目に汚そう。よくもまぁ昔住んでいたものだ，と思ってしまう。（笑）
　十分に東京の景色を楽しんでから再びエレベータで地上へ。サンシャインシティを後にして池袋駅へ戻った。

　コインロッカーで荷物を取り戻し，改札をくぐる。帰路は特急「あずさ」に乗るので埼京線にて新宿へ。ホームへ行くとまだ自由席の列はほとんど並んでおらず荷物を置いて確保。
　ベンチの上で家内が息子を抱えていると一分も経たずに就寝。よほど眠かったのだろう。

　新宿駅中央線特急ホームへ行くとまだ自由席の列はほとんど並んでおらず荷物を置いて確保。
　ベンチの上で家内が息子を抱えていると一分も経たずに就寝。よほど眠かったのだろう。

　甲府駅では車内の半数近くが下車。すっかり空いてしまった。息子も起き出し遊び相手をして時間を潰す。外を見ると次第に雪景色になってきて，県境を越え長野県に入ると吹雪模様ととなった。
　これは参ったと思ったが岡谷を過ぎ塩嶺トンネルを過ぎ松本平に入ると雪が無い。同じ長野県内でもちょっと移動すると天候が全く違う。
　塩尻から「あずさ」はラストスパート。松本駅には17:47に到着。12日ぶりの松本駅は正月飾りもほぼ取り外されていた。

　松本駅からは駅前バスターミナルからバスにて自宅へ。ようやくの思いで家に着いた感じだ。さすがに冬に長期間家を空けていたので完全に家の中は冷え切っており，ストーブを焚いて暖めるのに一苦労した。