| '00春 下呂温泉旅行記 '00.5.30記 | |
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２． 下呂温泉にて
（'00.5.26-27） この日の宿は下呂温泉にある白樺ホテル。下呂観光ホテルの系列でお値打ち宿として売り出している。インターネットで偶然見つけたところ，なんと平日一泊２食つき8,800円。そしてさらにインターネットで予約すると10％引きで7,920円。下呂温泉の相場から見るとこれは破格の値段だ。ホームページに載っている宿泊客からの意見を読んでみるとかなり評価が高いでのそれを信じて予約した。（なお休前日でも10,000円とそれでも安い）
下呂に着いたのが15時頃。ちょうど車内に気だるい雰囲気が漂い始めておりチェックインが15時からなのでさっさとホテルに入ってしまおう，となった。しかし国道41号線下呂トンネルから下呂の街へ降りるのに一苦労。ちょっと道に迷ったが無事ホテルを見つけた。駐車場がわからなかったので一旦フロントで聞いて近所の契約駐車場に車を停めた。 ホテルで早速チェックイン。ここでは女性は好きな浴衣を3種類の中から選べる。ビジネスホテルのような感覚で，キーをもらい部屋へ向かうと６階のちょうど角部屋であった。部屋は和室８畳，そして部屋からの外の眺めが最高。実はこの白樺ホテル，外見はちょっと古く見え値段も値段なことからちょっと不安だったのだが，この部屋に入った途端，不安感は解消された。室内はきれいに改装されており，トイレも大変綺麗であった。
部屋でお茶を飲んで一息ついてからお風呂タイム。子供はまだ早いので後で入れよう，とのことでカミさん，私の順に入浴。まだ早い時間だったこともあり，風呂はほとんど貸し切り状態でゆっくりくつろげた。風呂は男子側が洗い場４つ，女子側が８つでどうやら女子風呂の方が大きい様子。また露天風呂なるものが設置されているが桧の浴槽が２つあり，ホテルの屋上から外を楽しむことができる。
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風呂を出てからちょっと外出し，街を散策してみる。ホテルの目の前には林羅山の像が建っていた。下呂を有馬，草津と並ぶ日本三大名泉と称した人だ。 さて我々はまず飛騨川を渡り駅前方向へ。すると橋の袂のあたりの河川敷に露天風呂があった。これが下呂で有名な噴泉池である。しかしここは脱衣所なんかなく服を脱ぐのも風呂に入るのも橋の上から丸見えである。だからか，さすがに男の人しか入っていなかった。私も入れと言われてもちょっと恥ずかしくて無理だろう。 駅の近くに温泉スタンドがあった。地元の人がトラックで乗りつけタンクにお湯を入れて行く。初めて温泉スタンドを見たが結構立派でびっくりした。 さてお土産屋を物色。さすがに温泉街だけあって土産物の種類は多い。有名な「下呂の香り」を買い再び温泉街へ戻りスーパーで買物をしてホテルに帰った。 子供を風呂に入れ夕方18時半より夕食へ。畳敷の大広間にテーブルと椅子が並べられており，テーブルの中央にはガスが設置されている。そこでいろいろ料理を焼いたり鍋をしたりするのだが，なかなか美味でまたボリュームが凄い。仲居さんの絶妙なタイミングと我々，特に子供に対する接し方が上手で楽しい夕食となった。かなり満足度が高い。 夕食の後，部屋に戻ると既に布団が敷かれており，あとは布団で寝転がったりまた風呂に入ったりしてくつろいだ。夜の露天風呂はなかなか気持ちが良かった。
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翌朝は朝7時頃起床。本来ならのんびりと朝寝坊を楽しみたいところであるが，残念ながら子供が起きてしまい駄目であった。（笑） 朝風呂に入ってから朝食。 夕飯と同じ食堂にて朝食。朝食もまたガスを使って暖かいおかずが食せた。目刺を初めて目の前で焼きながら食べたが，これが実に美味かった。特に朴葉みそが美味かった。朝食も十分お腹一杯になり満足。 そして部屋に戻りゆっくりくつろぎながら準備をし，朝9時半頃チェックアウトした。
この日宿泊した白樺ホテル，安値ではあるがサービスの点においては大変素晴らしかった。ハードの面からは多少他の宿とは見劣りするかもしれないが，食事や接客態度，部屋の綺麗さはポイントが高い。風呂が多少小さいとか部屋担当の仲居さんがいない等高級宿とは異なるが，若い人を主体として考えた場合，これで十分である。またこの宿には泊まってみたいと思った。
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