１．　東室蘭→新千歳空港→札幌　（'01.1.4）

★ 東室蘭→苫小牧

　実家最寄りの本輪西駅から乗車したいところであったが，私が室蘭を離れてからのダイヤ改正ですこぶる列車の接続が悪くなっており，父に東室蘭駅まで車で送ってもらった。
　今回は家族連れの旅行なので極力出費を抑えたい為，東室蘭駅みどりの窓口で青春18きっぷを購入。試しにJR東日本のVIEWカードを使ってみたが全く問題なかった。どうやらJR北海道は一般のクレジットカードも使用できるようでこれは便利だ。

　乗車する列車は東室蘭始発10:07発苫小牧行き435M普通列車。室蘭地区は札幌方面が電化されている為，一部の列車を除き苫小牧方面の普通列車は711系電車（3両編成）で運行される。721系や731系は苫小牧−室蘭間には入線せず昭和56年の電化当時から変化が無い。しかしかつてはほとんどの普通列車が室蘭駅まで直通していたのだが今は東室蘭−室蘭間は列車運行上は分離され，特急「すずらん」崩れの普通列車以外はほとんど架線下気動車が区間運転されている。もっとも室蘭市内のみの列車利用が少ないことの表われなのだろうが昔では考えられない寂しい話だ。

　列車は定刻に発車。今では全国的にも激減したデッキ付き車両のボックスシートは暖かみがある。１ボックスを我が家で占領し悠々と汽車旅を楽しんだ。数年前に線路が付け替えられた鷲別付近を通過し，JR貨物鷲別機関区に停まる多くのディーゼル機関車を見た息子はご機嫌であった。

　列車は快調に進んだが白老過ぎでは立ち客が出始めた。苫小牧到着寸前には通路も人で溢れかえっており案外乗客が多いことを認識した。途中駅での乗降に時間が取られたのか列車は5分程遅れて苫小牧駅に到着。階段を登り接続列車へ大急ぎで乗り換えた。

　苫小牧からの接続列車，札幌行き2763Mは721系。車内は大方埋まっており一人席が二つ空いていたのでそこに座った。定刻11:22より若干遅れて発車。列車が苫小牧を出てからは車窓は一転，雪景色に。室蘭本線を離れ千歳線に入り原野を通り抜ける。空が抜けるような快晴で日差しが暑いくらいだ。時折車窓から見える飛行機を見て息子が大喜び。そんな訳で昼飯時でもあるし，息子に飛行機でも見せようかと新千歳空港に行ってみることにする。そこで南千歳にて下車。

　さて快速「エアポート」が到着。やはり混んでおりデッキに立つ。しかし一駅区間なので子連れでも全然苦でない。11:42に新千歳空港駅到着。大勢の帰省客とともに空港ターミナルへ向かった。

　新千歳空港は帰省客で混雑していた。ピークは越していたが昼の主要路線は満席が多かった。 まずは昼食ということでレストラン街へ。ちょうど飛行機が見渡せるロビーでしばし息子に飛行機を見せてから食事へ。ラーメンが食べたいというリクエストがあったのでラーメン屋へ。ちょうど昼食時でごった返していたが席を確保し食す。ひさびさに店屋物のラーメンを食った。（笑）　その後再び飛行機見物し，ショッピングゾーンをぶらっと覗いてから新千歳空港駅へ向かった。

　札幌駅へ直接向かおうということで味気ない721系を敬遠し，新千歳空港13:48発予定の781系使用の旭川行きＬ特急「ライラック13号」直通の快速「エアポート137号」を待つ。最前列に並ぶことが出来たのだがそのうち息子がぐずりだし抱っこしたら即寝てしまった。さて列車を待つ人はどんどん膨れ上がりホームに溢れんばかりに。さらに悪いことに折り返しの列車は乗客が多くて途中，南千歳駅で積み残しが出るほどの遅延，そして781系はたった４両編成，ということで大混雑になってしまった。

　折り返しの列車は新千歳空港駅に10分ほど遅れて到着。列車からは大勢の人が下車し，乗る込むまでにさらに時間が掛かり，席は確保できたものの通路まで人が溢れんばかりの状態であった。しかし次の南千歳で大勢の人が下車，一気に車内は普通の混雑具合に戻った。南千歳からの「スーパーおおぞら5号」への乗り継ぎ客が多かったからのようだ。

　その後列車は順調に走行。札幌に近づくに連れて雪深くなってきた。列車は苗穂から高架に上り札幌駅に到着。旭川行きの列車ではあるがほとんどの乗客が札幌駅にて下車した。

　札幌では駅周辺に宿を取った。前日インターネット予約した法華クラブに向かう。ビジネスプランで特に安くなってはいるのだがツインで7,000円（サ込税別）の破格値。実際には部屋も綺麗でこれはなかなかお得であった。

　久々に札幌の大叔母宅に顔を出す為に地下鉄南北線に乗車。新車5000系が導入されてから初めてだったので少々びっくり。5000系は車長が従来の2000系・3000系より延びたものの４扉車になってしまった。座席数は減ってしまい，行きは座れずじまいだった。

　明日は朝早めなので夜は早めに就寝した。