| '99−'00冬 北海道帰省記 '00.1.10記 | |
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３．復路 室蘭→直江津→松本 （'00.1.5-6）
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（１） 室蘭→直江津 「れいんぼう べる」の旅 さてこの日の船は23時50分発。そんな訳で夕飯までしっかり実家で食べて21時頃出発。この日の船は夕方港に九越フェリー所属船が入ってきたのを見ているので往路とは違うのは明らか。昨日から本日夕方まで落雪の為通行止めになっていた白鳥大橋を通って室蘭フェリーターミナルへ向かった。 ターミナルではこれまた夏と違い誘導員もなく車の停まる位置が全然わからず。ターミナル横に乗用車が固まって停まっていたのでそちらに停車する。乗船手続きでターミナルに入ってみると夏とは大違いで空いている。それでも室蘭港からはこの時間，青森・大洗・直江津と３航路が立て続けに出港する一番のラッシュアワー（？）なのでそれなりに混んではいるが。カウンター手続き後，係員から10時半乗り込みで，船尾から乗用車積み込みとの案内を受けた。車に戻ってみると周りの車には大洗・青森・直江津の札を付けた車が混在していた。時間になったら放送があって，それで勝手に船の船尾に行けばいいらしい。
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ちょっくら家族で売店などを見物して10時半頃，嫁さんと息子はターミナルへ，私は車を運転して直江津便の船尾へ。ちなみにこの日の船は「れいんぼう べる」。昨夏乗った「れいんぼう らぶ」とは兄弟船で博多まで行く船である。これで直江津航路の船は全船制覇となった。積み込みを待つ車は既に並んでおり，結局20分程かかってから乗り込めた。この日も最下層の第１甲板。乗用車はやはり少なく余裕で積み込められた。
|  ▲室蘭港にて「れいんぼうべる」('00.1.5) |
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さてロビーに向かうと既に嫁さん達が部屋に行っているとのことで訪れてみると１等和室。実はこの船，定員が350名程度と少なく，１等和室もたった２つしかない。その１つが割り当てられたのだからラッキーである。おまけにこの部屋は最前部，いわゆるブリッジの下の方にある船室。前面展望ができる部屋だったのだ。これは珍しいのでちょっと嬉しい。しかし夜間は光が漏れるとまずいので遮光カーテンを開けることは厳禁である。
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部屋ではもう夜も遅いことから布団を敷いて寝る準備。天気予報では日本海側に低気圧が来ているらしいので往路の教訓を生かし進行方向に合わせて布団を敷いた。（笑） その後息子は時間的に遅すぎるので大人だけ風呂に入る。「れいんぼう べる」の大浴場も行きに乗った「ばるな」とほぼ同じ大きさ。ただ定員が少ないこともあるのか，洗い場がちょっと少なかった。
|  ▲１等和室の様子('00.1.6) |
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そして定刻23時50分に出港。部屋の電灯を消し遮光カーテンを開けて前を望んだ。やがて白鳥大橋をくぐり港外へ。この夜は無風状態で室蘭の風力発電機も止ったまま。お陰で海面は凪で船は揺れなかった。そして就眠。 翌朝目が覚めたのは8時頃，秋田県沖だった。多少船の揺れを感じる程度。そこで朝食を取りに食堂に向かった。ちょっと豪華風な食堂であるが，座席は全て鎖で動かないように固定されていた。やはりこれから船は揺れるのだろうか？との不安が頭を過ぎる。頼んだ朝がゆ定食は全て平らげた。
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しかし部屋に戻ってから少し具合が悪くなってきた。大した揺れではないのだが，行きに酔った頭があるからか体調がイマイチ。そんな訳で家族全員でお昼寝とした。（笑） それから起きだしてちょっとお風呂へ。さっぱりして暖まったら体調が復活して腹が減り，みんなで昼食を取りに再び食堂へ行った。その帰り，ちょうどロビーの案内カウンター脇で新春おしるこ販売。実は「れいんぼう べる」が新年初就航なのでそれを記念してとのこと。一杯１００円で紅白の白玉餅入りなので早速買ってもらい部屋で食す。この正月，おしるこを食べていなかったのでとても美味かった。
|  ▲「れいんぼうべる」の食堂('00.1.6) |
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その後再びゴロ寝モード。嫁さんと息子がお風呂に行っている間にちょっと荷物を片付けた程度でもう全然動かなかった。もう既に頭の中は「明日から仕事だぁ〜」との思いが湧いてきてブルーになりつつあった。（笑） 船は佐渡島沖に入ってからはさほど揺れることなくなった。甲板に出てみると外は比較的暖かい。やはり北海道とは違う。 やがて船内は到着に向けて慌ただしくなり，ほぼ定刻16時50分に直江津港に入港，これまた180°転回の後着岸となった。小さなエレベータに殺到する人達を尻目に階段で第１甲板に降りて車に向かった。当初の放送では着岸後10分後に第１甲板は下船になるとの話であったが，概してこういうのは充てにならず（笑），案の定下船は25分後となった。
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（２） 直江津→松本 下船すると既に外は真っ暗。船の写真も諦めて一路松本へ，と思いきや行きに立ち寄った上越のジャスコに再び立ち寄り明日からの我が家の食料を調達（笑），上越ICから北陸道・上信越道を経て長野道に入った。途中，行きに寄った妙高PAなどはほとんど雪が残っていなかった。後で聞いた話では正月に雨が降ったらしい。今年は暖冬なんだろうか？ その後，姥捨PAに停車，ここの食堂で夕飯を取ってから松本に向かい，久しぶりに我が家に戻った。特に異常はなかったが，部屋が完全に冷えきっており，布団なんか本当に冷たくなっていた。アパートで１階の部屋は冬の外出は考えもんである。（＾＾； こうしてこの冬の北海道帰省は無事終了した。
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