信州中野駅からの折り返し列車3000系3両編成が到着し，各車両一箇所ずつの入口で最終列車乗車証明書を配布しながら順番に乗り込み開始。最終列車は21:40発の予定でしたが，大勢の乗客の為に10分以上の遅れで発車しました。

　上り最終列車は静かに各駅停車を重ねてゆきました。沿線の各駅にはお別れに来た地元の方の姿が数多く見掛けられました。やはり最終列車というものは感慨深いものがありました。

　終点，信州中野駅に到着。木島線最期の営業列車は下り木島行きで，この列車の折り返し。ホームには既に大勢の人が殺到し，ホームはちょっとした混乱状態でした。

　私はこの日は松本に戻る予定で，下り最終列車には乗らず，信州中野でこれを見送ってから長野行きの終電に乗る予定でしたが，上り最終列車が遅れた影響で終電の都合で下り最終列車を見送ることができませんでした。大変残念でしたが，結局発車は30分以上遅延したようです。

　最期の列車は鉄道ファンよりも地元の方の姿が数多く見受けられました。皆に惜しまれつつ去っていった木島線はその点幸せかも知れませんね。本当に長い間ご苦労様でした。