| 幌萌鐵道管理局 北海道鉄道風景 | |
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★ 旧天幕駅・中越駅 （撮影：平成13年8月） | |
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平成13年7月1日にJR北海道は利用者の少ない数駅を廃止しました。そのうち私が実際に訪れたことのある石北本線の天幕駅，中越駅の跡を廃止から1.5ヶ月経った8月中旬に訪れてみました。 天幕駅は上川町天幕の集落に設けられた駅でしたが，現在駅周辺に残った民家は１軒ほど。駅から石北本線に併走して伸びる道路沿いには所々潰れた廃屋が残っています。かつては小学校もあったようですが，今はその当時の様子は全く想像できません。
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かつての記憶を頼りに天幕の集落より駅へ向かうと線路際に信号関係の建物らしきものが当時のまま残っており目印になりました。しかし駅舎は完全に撤去され，ホームも完全に取り壊し，その跡はきちんと整備して芝生まで植えてしまっています。 廃止からそれほど経っていないのに完全に駅の設備が消滅していたことに驚きました。間違いなく数年で自然に還ってしまうことでしょう。
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 ▲天幕駅ホーム撤去跡には芝生が ('01.8) |
 ▲交換可能当時の天幕駅 ('93.8) |
 ▲現在の天幕駅跡 ('01.8) |
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中越駅は資料によっては交換の為に設けられた駅と記載されています。確かに深い山間で周辺に民家は現存しません。 こちらは駅舎は閉鎖された状態で残っていました。構内に入ってみるとホーム跡は撤去されたものの交換設備は残されており，信号所として現在も機能しています。
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 ▲中越駅跡 駅舎が残存 ('01.8) |
 ▲中越駅跡のホームは撤去済 ('01.8) |
| 北海道にはこのように実際の利用形態からは意味を成していない駅がまだ数多く残っています。しかしこれらも順次廃止されていく運命になりそうな予感がします。 | |