| 幌萌鐵道管理局 北海道鉄道風景 | |
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★ 小樽交通記念館 （撮影：平成12年8月） | |
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小樽の旧国鉄手宮線手宮駅は北海道の鉄道の発祥地ですが，現在は鉄道は廃止となり，その跡地に小樽交通記念館が設置されています。この記念館にはかつて北海道で活躍した多くの車両たちが保存されています。（入館料：大人940円） ここで特筆されるのは屋外での蒸気機関車の運転でしょう。新製蒸機のアイアンホース号が一日４往復，園内に運転されています。運転区間の両端には転車台が設けられ，その都度機関車の転向が見られます。（大人200円） 園内には数多くの車両が保存されています。屋外展示では記念館本館側には北海道の往年の気動車特急「北海」のヘッドマークを掲げたキハ82（トップナンバーの1！）＋キシ80，蒸気機関車C55と旧客スハフ44と43，退役してしまった電気機関車ED76と旧客が静態保存されています。
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 ▲園内を走る“アイアンホース” |
 ▲特急「北海」のキハ82-1 |
 ▲急行「ちとせ」編成のキハ27・56系 |
 ▲旧国鉄色キハ22-56 |
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手宮口側に進むとキハ56・キロ27・キハ27・キハユニ20の室蘭行き急行「ちとせ」の編成が停まっています。その隣には旧国鉄標準色で岩内行き急行「らいでん」のキハ22，ED76-501，そして休憩所のキシ80とC12が展示されています。機関車や気動車の運転台には自由に出入りすることができ貴重な体験ができます。その他，貨車やDD51，DE15，DD13，除雪車等も屋外展示されています。 園内の機関庫には貴重な車両が保存され，レールバスのキハ03，旧北炭から国鉄に渡った国産最古の蒸気機関車の大勝号，ロータリー車等があります。
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 ▲北海道のレールバス キハ03-1 |
 ▲館内に保存されるしづか号 |
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本館内には幌内鉄道当時に活躍した蒸気機関車しづか号が保存され，その他北海道の鉄道の歴史資料が展示されています。その他，自動車等の展示もあります。また別館の蒸気機関車館には蒸気機関車の部品の他，国鉄苗穂工場製のミニ蒸機も展示されています。 屋外車両展示がとても充実しており，とても満足度の高い鉄道博物館です。なお展示されている車両の車内は家庭用の冷房が備え付けられており夏場も快適に見学することが可能です。またキシ80や旧客の一部は休憩所やギャラリーとして利用されています。その他の車両は現役当時の姿をそのまま残しているものがほとんどです。 なお保存車両の撮影の際は冷房の室外機が邪魔になることがあります。また特に夕方は逆光になってしまい写真が撮りづらくなってしまいますのでご注意下さい。
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 ▲スハフ44の車内 |
 ▲旧客のオハフ33 |
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私個人的にはとても気に入った小樽交通記念館です。特に子供の頃よく乗った急行「ちとせ」に出会えた時は感激してしまいました。おそらく私くらい以上の年代の北海道鉄道ファンにはたまらないところでしょう。みなさまにも是非お勧めしたいところです。
なお子供向けのミニ列車や遊具もありますのでご家族連れにもよろしいかと思います。
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