幌萌鐵道管理局   北海道鉄道風景

★ 北海道ちほく高原鉄道  (撮影:平成6年2月)

 平成元年6月にJR池北線から第三セクターに転換した北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線。今,日本で一番厳しい第三セクター鉄道で,将来が危うい等と囁かれていますが,まだまだ頑張って欲しいものです。

 ちほく高原鉄道にはこれまでに数回乗車しましたが,特に平成6年2月は丸一日,このちほく線で過ごしいろいろと思い出深い探訪でした。

 大学鐵研の合宿で訪れたのですが,早朝池田駅で夜行「おおぞら」を下車。朝一のちほく線に乗車したのでした。
 最初に下車したのは高島駅。明け方の寒さに打ち震えている中,てくてくと線路上を歩いて出勤して来た駅長さんがなかなかいい味出していました。駅長室に招き入れられストーブにあたりながら色々と伺い,この時新たに乗車券が途中下車できるようになったと聞き重宝いたしました。


▲高島駅にて JR車両との交換


▲上利別駅にて


▲大誉地駅にて

 一番強烈に印象に残っているのは上利別駅。待ち時間が2時間以上あり,その間駅長さんにはコーヒーを頂いたり記念切符をもらったり,ちほく線の裏話を聞かせてもらったり,タブレット交換機を見せてもらったりと,とっても楽しいひとときでした。別れ際に「また来いよ!」と言われたものの,現在では無人化されてしまったようで残念です。

 大誉地駅では駅前の商店に仲間みんなで押しかけストーブにあたりながらカップラーメンをすすったり,と随分ご親切にして頂きましたねぇ・・・。


▲陸別駅にて


▲陸別駅にて


▲本別駅にて


▲訓子府駅にて交換

 車両は転換後はレールバス的なあまり面白くない(?)ものになってしまいましたが,沿線のみなさんの暖かい接し方に,なんか親しみを持ったちほく線です。かれこれ5年くらい訪れていないので,北海道に行った際に再び訪れたい場所の一つです。
 けなげに頑張る「ふるさと銀河線」,これからも末永く走り続けて欲しいものです。


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