幌萌鐵道管理局   全国廃線跡探索記

新潟交通
   平成11年4月5日廃止/平成13年10月探索

 かつて新潟市内より燕までを結んでいた新潟交通ですが,晩年は東関屋−月潟間に路線を縮小し,平成11年春をもって廃止となりました。私も廃止寸前に記念に乗りに行き,今でもその時のことを鮮明に覚えています。('99/2 新潟私鉄探訪記参照)
 この度,新潟を旅行する機会があり,そのついでに東関屋駅跡に立ち寄ることができました。

 新潟交通東関屋駅は白山前廃止後,バスターミナルを兼ねた新築駅舎になったのですが,今回訪れてみるとその機能は停止,閉鎖されており驚きました。また中にあった旅行会社も閉じられており,前回訪れた時とは異なった寂しい状況に愕然としました。

 構内にはモハ24形2両とモハ2220形2両,そして事業用車が放置されていました。いずれも次第に退色していく様子で,今後どのような命運をたどるのか注目されます。


▲ モハ24形2両(24,25)が屋外に留置


▲ 東関屋駅方面を望む
架線は外されていた


▲ 元小田急のモハ2220形は退色しつつあった

 東関屋駅構内は架線が取り外された以外はほぼ現役時代の姿を残しています。東関屋駅を出て間もなくの踏切より先は線路は撤去,信濃川を渡る関谷大橋は道路と併設橋だったので線路部分はコンクリートが野ざらしになっていました。

 その他の区間は見る事はできませんでしたが,唯一,北陸自動車道をくぐった部分にあったときめき駅はホーム,線路ともに健在な様子を車内よりうかがい知ることができました。


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