青森県の野辺地と七戸を結んでいた南部縦貫鉄道にはレールバスが走っていることが有名でした。しかしこの5月5日に鉄道が休止し、このレールバスが消えることとなったため、ちょっと立ち寄ってみました。

　今回の東北旅行の本当のお題目は「The 花見！」。そんなことでこの弘前は大きな目的地の一つでした。今までテレビでしか見たことがありませんでしたが、実際に行ってみると、これは本当に素晴らしい桜。ちょうど散り始めの頃で一番花のきれいな時期でしたので、これは大当たり。感動ものです。

　ただ弘前城には正直ちょっと拍子抜け。松本城みたいにバッチリ建った天守閣をイメージしていたのですが、実物はお堀の横に立つ小さなお城。これでは物見櫓ではないか、殿様は何を考えてこんな城を建てたのかと思いましたが、実際これは物見櫓として建設されたもので、元の天守閣は焼失し当時の江戸幕府の規制で新築が無理だったからと知って納得。昔からいろいろと悩みはあったのですね。

　この日は休日で花も見ごろということで、花見客の嵐。これだけの素晴らしい桜ですから人が集まるのも当然だな、と思いました。弘前の桜はお勧めです。

　これには本当に困りました。駐車場の絶対数が少ないです。まず無料駐車場は全然近くに無い。臨時の市営無料駐車場はあることはあるが、なんとお城まで歩いて20分のところ。これでは年寄りと一緒では使えません。またこの駐車場の表示が不明確。一応立て看板で矢印を書いているものの他所からの客には不正確すぎます。

　弘前城の付近は、役所やオフィスの駐車場の他、一般の住宅地の空き地までがにわか有料駐車場に化けてしまいますが、これが狭く料金が1,000円と高め。ほとんどが満車で困ったものです。しかし民家の方の有料駐車場はいい小遣い稼ぎになっているようです。

　弘前城へ向かう道路の大渋滞もあり、正直到着するまでに疲れ果てました。弘前城付近に駐車場を確保するのが難しいのは分かりますので、出来れば大きな無料駐車場に車を集約し、シャトルバス等を運行してもらえるようにすれば嬉しいですね。

　日本一の深度を誇る田沢湖。ほぼ円形で周囲20kmのこの湖にちょっと立ち寄ってみました。
　この湖、「瑠璃色」に輝き、ちょっと神秘的な雰囲気が漂いなかなかなもの。また湖畔はさほど観光開発されておらず、有名な観光地であるにも関わらず俗っぽいところが少ないのは魅力です。

　全国的に見ても有名な田沢湖ですが、湖畔に温泉が無い為、さほど観光地化されていないのかも知れません。でもこの様な静かな湖が私は好きです。

　東北の桜の名所から外せないのがこの角館。これも今回の花見のポイントの一つでした。
　車で角館の街へ向かうと国道沿いに駐車場を見つけ、そちらに入れました。値段は500円で係員も多く統制が取れており、弘前とは大違いです。
　まず桧木内川堤の桜並木に行ってみました。これは全長2kmのソメイヨシノの桜のトンネルですが、既にピークを過ぎており、緑の葉がかなり目立った状態になっていました。しかしこの桜のトンネル、満開だったら壮観であること間違いなしでしょう。この河川敷でも多くの花見宴会が行われていました。