'97年9月30日（火）、いよいよ碓氷峠の最終日を迎えた。
　この日は何としても碓氷峠に行きたかったのだが、翌日に控えた北陸新幹線の開業、じゃなくて顧客への出張を控え、その準備に追われ流動的な状況だった。とにかくお客への資料を整えようと珍しく朝早く起きる。そしてNHKの朝のニュースを見て仰天。「なぜこんな時間にたくさん人がいるんだぁ？」
　これは絶対行きたい、ってことで午前中に仕事を強引に片付け、それから半日休暇届を出して出発。うちの上司は甘くて本当に助かる。（笑）

　13時頃、自宅のある松本から自分の車で出発。最近鉄道を使わなくなりちょっと反省。昼間の明るいうちは写真撮影をしたいので信越本線沿いに進む。平原や御代田、信濃追分あたりで撮影し、いよいよ軽井沢へ。
　駅周辺は車でいっぱい。みんな記念乗車や撮影に来た人達である。この日で最後を迎える軽井沢の仮駅舎は切符を買う人の長い行列が駅舎の外までいっぱいでビックリ。前情報で軽井沢や横川では切符を買うのに一苦労するとの話しだったので、この日は他の駅から往復券を買って記念乗車することにした。

　中軽井沢で横川の往復券を買おうと窓口氏に告げると「帰りが特急ならこれの方が安いよ！」と『さわやか軽井沢きっぷ』を勧められ購入。本当に親切な対応に感謝。