幌萌鐵道管理局   碓氷峠トロッコ列車   '06.8.27
   
 信越本線碓氷峠(横川−軽井沢間)は1997年(平成9年)9月30日限りで廃止となり,在来線が分断されてしまいました。その後,この碓氷峠の区間を復活させようとの動きが各所から聞こえてきます。
 そんな中,旧横川機関区跡に開設された碓氷峠鉄道文化むらから旧信越本線のレールを利用したトロッコ列車が2005年3月から運転されています。かつての碓氷峠の急勾配を走る列車が復活したということで,大変嬉しい限りです。トロッコ列車は鉄道文化むらから途中,丸山変電所を経て,峠の湯までの2.6kmです。
 トロッコ列車は客車2両で,ディーゼル機関車を横川方に連結して運転しています。峠の湯へ向かう上り坂の運転は推進運転,鉄道文化むらに戻る下り坂の運転は先頭に機関車が立ち,かつてのEF63と同じ形態の運転です。客車の先頭はオープン展望車になっており,碓氷峠の様子を存分に楽しむことができます。
 私も久しぶりに碓氷峠を訪れ,あの最終列車以来,9年ぶりに碓氷峠の列車に乗ることができ,懐かしい思い出でいっぱいでした。将来軽井沢まで復活されることを夢見て,これからの展開が楽しみです。


▲鉄道文化むらの発着ホームにて
列車は推進運転


▲鉄道文化むら構内外れにて
車両の痛みが気になるところ・・・


▲旧踏切を越えてカーブに差し掛かる
旧上り線(右)は遊歩道化


▲左写真付近の現役当時の姿
('97年1月)


▲ 整備された旧丸山変電所と新設の駅


▲丸山変電所駅にて


▲丸山変電所よりかつての様子 ('97年9月)


▲丸山変電所より横川方を望む
手前の旧上り線は遊歩道に


▲左写真とほぼ同一アングルの現役当時の姿
('97年9月)


▲碓氷峠の最勾配部分を行く


▲右が旧信越本線,左がトロッコ列車の終点への分岐


▲ トロッコ列車終点,峠の湯駅にて


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