幌萌鐵道管理局   消え去りしものたち
 
■ 四国キハ181系

 四国島内を走る特急列車にはかつて気動車のキハ181系が投入されていました。JR以降後は早々と塗装変更を受け,四国オリジナルの水色の気動車となっていましたが,キハ181系の活躍は山陰と四国のみに限られていたので貴重な存在でした。

 しかしJR四国はJR化後,猛烈な勢いで新型特急用気動車を開発,投入しつづけた結果,平成5年11月を最後にキハ181系は現役を引退してしまいました。この新型気動車投入の勢いは凄まじく,国鉄末期に投入されたばかりのキハ185系までもが第一線から追いやられたことは皆様ご存知のことと思います。

 私が初めて四国を訪れたのは平成2年8月。当時はまだ新型気動車も投入されたばかりで,キハ181系運用の列車も数多く運行されていた頃でした。

 気動車好きな私にとって四国の列車はとても楽しい乗り物でした。平成2年の時点でほぼ国鉄色は消え去っており,新鮮な感じがした記憶があります。今では数少なくなった国鉄色を追っている私ですが・・・(笑)

 「しまんと」や「いしづち」に乗車した時の写真が2枚ほど残っているのですが,当時はさほど写真を撮ることがなかった為,残念ながら私の持っているキハ181系の姿はこれだけです。でも当時「しまんと」で乗ったキハ181−2が妙にエンジン音がうるさくて参った思い出が残っています。さすがキハ181系は機械室がでかいだけあるなぁ,って思いましたね。(^^)


▲特急「しまんと」 多度津駅にて(H2.8)


▲特急「いしづち」 高松駅にて(H2.8)

 引退後は保存の動きもあったようですが,維持費などの都合で諦めたとのこと。残念ではありますがこればかりは仕方の無いことですね。まだキハ181系は山陰に残っているので,団体なんかで四国に足を伸ばしてくれると面白そうです。


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