| 幌萌鐵道管理局 消え去りしものたち | |
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■ 寝台特急「ゆうづる」
東北方面への寝台特急の代名詞と言ってもよいほどの大勢力を誇った常磐線経由の上野−青森間寝台特急「ゆうづる」。古くから東北だけではなく北海道連絡の重責を担ってきた列車です。かつては客車および電車（583系）あわせて７往復の規模で運行されるほどの列車でしたが，時代の推移と共に消えて行きました。 私自身にとって「ゆうづる」は子供の頃からの憧れ。ちょうど茨城県で小学生をやっていた頃，ブルートレイン・ブームがあり，羨望の眼差しで見ていたものです。そして北海道帰省時に乗れたのは嬉しいことでした。
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昭和62年の高校の修学旅行で利用したのもこの「ゆうづる」。当時は既に東北新幹線が開業した後で，季節便含めて３往復の運行でした。（うち２往復が24系25型客車使用） この客車便は昭和63年3月の青函トンネルの開業で上野−札幌を結ぶ「北斗星」に生まれ変わり，「ゆうづる」は電車583系でのみ運行されることとなりました。
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 ▲客車時代の方向幕（S62.9） |
 ▲客車時代のHM（S62.9） |
 ▲24系25型「ゆうづる」 青森駅にて（S62.9） |
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平成の世になり，「ゆうづる」は季節１往復を含め２往復で運行されていましたが（ともに583系），やがて夜行列車削減の動きが強まり平成5年12月，ついに「ゆうづる」は上野−青森間東北本線経由の「はくつる」に統合され消え去りました。同時に長い歴史のある常磐線夜行列車も過去帳入りしてしまいました。 実はこの廃止後も多客時に「ゆうづる」が設定されたこともありましたが、間もなくこの臨時便の設定も無くなってしまい，二度とその姿をみることはできなくなりました。
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 ▲青森駅にて（H5.11） |
 ▲上野駅にて（H5.11） |