幌萌鐵道管理局   '04/11 北海道帰省記抄録   '05.1.3記

 2004年11月に北海道に帰省した時の様子を簡単に紹介します。
 今回は私の一人旅で,松本から一度上京し,羽田より北海道へ飛びました。


松本→羽田空港 ('04.11.13)

 今回行程は若干強行軍の土日のみ。そこで長野地区で販売されている格安7,700円で往復の指定席特急券と東京旧国電区間乗り放題の「東京週末フリーきっぷ」を前日までに購入しておいた。この切符で乗れるのは早朝の2本の特急のみで,今回は始発の特急「あずさ2号」に乗車。
 朝5時過ぎに家を出て,松本6:04発。早朝にも関わらずかなり乗客は多かった。朝早く睡眠不足だったこともあり,車内ではひらすら寝て過ごした。東京には9:26到着。

 東京からは山手線に乗り換え浜松町へ。いつの間にかJRと東京モノレールの乗換改札口ができており便利になった。「東京週末フリーきっぷ」は東京モノレールもフリー区間なのでそのまま乗車。一本列車を待ち,無事座って羽田空港まで行くことができた。


▲ 東京駅に到着したて特急「あずさ」


▲ 東京モノレール 浜松町駅にて


羽田空港→新千歳空港 ('04.11.13)

 今回の渡道は2年ぶりにエア・ドゥを使用。なぜかこの時期安い運賃がほとんど設定されておらず,エア・ドゥの道民割引が一番安いとの判断からである。経営破綻後,全日空の傘下に入ってから初めての利用なので,どう変わったのかちょっと楽しみ。

 本日搭乗するのは11:30発エア・ドゥ015便。10時過ぎに空港について早々にチェックイン。全日空カウンタの並びの脇に小ぢんまりとブースがあり,窓口も三つほどしかない。既に人の列ができていたが10分も並ばずに手続き完了。2年前に作成した道民カードを提示して無事,割引料金となった。搭乗時間が余っているので一旦,送迎デッキに行き,飛行機見物で時間を潰した。

 時間も迫り搭乗口へ。この飛行機は全日空とのコードシェア(共同運航)であるが,搭乗の時点でエア・ドゥと全日空の区別が全く無くなり,全員一律に案内された。バスによる移動を経て駐機場のB767に乗り込んだ。この日は大混雑で窓側の席が取れず,通路側となってしまった。辺りを見回すと全日空の航空券を持っている人もいる。どうやら機内の座席も両社入り乱れているような気がした。飛行機はほぼ満席で離陸。

 飛行機が安定飛行に入ってからびっくり。従来無かった機内飲み物サービスがあるではないか。やはり全日空の乗客もいるので全機一律こうなったのだろう。


▲ 新千歳空港に到着したADO

 この日は天候が良くフライトも順調であったが,羽田空港を離陸する時点で10分ほど遅れてしまい,新千歳空港に到着したのは13時過ぎであった。


新千歳空港→東室蘭 ('04.11.13)

 新千歳空港駅のみどりの窓口で新千歳空港−室蘭・東室蘭間のSきっぷを購入。早速快速「エアポート135号」に乗り込み南千歳駅へ向かった。この時乗車した車両である新規増備の721系にはデッキが無いことにびっくり。知らぬ間に北海道の鉄道も変化している。

 南千歳では8分の乗り換え時間で13:45発函館行き特急「北斗14号」に乗車。Sきっぷは特急の自由席に乗車できるので,そちらへ向かうと結構な乗車率で,辛うじて通路側の席に着くことができた。しかし次の苫小牧でかなりの下車客があり,2席確保することができた。

 見慣れた車窓ではあるが,じっくりと眺める機会が減っているのでずっと沿線見物。東室蘭には14:34に到着。車端で写真を撮ってから改札を出た。


▲ 快速「エアポート」南千歳駅にて


▲ 特急「北斗」東室蘭駅にて


室蘭にて ('04.11.13-14)

 今回の帰省は実は入院中の父親の見舞いだったので,ほとんど遊びまわることができなかった。
 久し振りに室蘭市内で道南バスに乗車したのだが,正直老人だらけといった感じで私が育った頃とは随分と様相が変わってしまったように思えた。このままでは公共交通機関としても先行き厳しいだろうなとの印象。

 ちなみに写真は偶然にも通りかかった貨物列車を撮影。DF200が増えている室蘭本線でDD51が単機牽引とは最近珍しい光景かもしれない。


▲ 室蘭本線陣屋町−本輪西間にて


東室蘭→新千歳空港 ('04.11.14)

 室蘭での用事を終え,東室蘭より14:16発,札幌行き特急「スーパー北斗9号」に乗車。やってきたのはNHK大河ドラマ,新撰組とタイアップしたキハ281系だった。
 車内では窓側をキープ,と同時に通路側に子連れのおばちゃんと女の子が着席。この女の子が全然落ち着き無くて,それなのにおばあちゃんは注意もできなくてイライラの連続。楽しんで列車に乗っている余裕がなかった。全く困ったものである。とは言え,キハ281系はさすが,ストレスのない快調な走りっぷりであった。
 南千歳駅で快速「エアポート」に乗り換え新千歳空港には15時半過ぎに到着した。


▲ 東室蘭駅にて特急「スーパー北斗」


▲ 南千歳駅にて快速「エアポート」


新千歳空港→羽田空港 ('04.11.14)

 復路は17:00発のADO 022便。まだたっぷり時間があるので搭乗手続きを済ませてからお土産を物色し,さらにまた送迎デッキで飛行機見物。
 空港内には至る所に台湾からのツアー客の姿。その数,実に凄い。噂通り,台湾では北海道が人気絶好調であると実感。送迎デッキでは台湾台北との定期便である長榮航空(EVA AIR)の離陸シーンも見られた。

 さてADO 022便。16:45くらいから機内への案内が始まり,16:55には搭乗路を離れた。既に外は暗く,せっかくの窓際の席も機外が見れず残念。やがて離陸し,北海道を離れた。

 機内はこれまたほぼ満席。搭乗率はすこぶる高い。約1時間半のフライトは退屈であったが,羽田には無事18:30に到着。駐機場からバスで移動した。


▲ 台湾・EVA AIRの姿 新千歳空港にて


羽田空港→松本 ('04.11.14)

 本日中に松本に帰る為,東京では遊ぶことなく真っ直ぐ新宿へ向かった。東京モノレールにて天王洲アイルへ,ここで一旦駅の外に出て歩き,りんかい線天王洲アイル駅へ。ちょうど埼京線直通電車がやってきたのでそれに乗車,新宿駅まで一直線であった。ちなみにこの日も有効である東京週末フリーきっぷはりんかい線もフリー区間に入っている。

 新宿駅ではあまり時間の余裕が無く,すぐに列車に乗車。日曜日夜の下り列車ということもあり,車内は大混雑。指定席なので席取りの心配が無く,その点幾分気楽ではあったが。
 車内ではさすがに強行軍の行程だったこともあり,ほとんど寝て過ごす羽目に。松本駅には22:38に到着,これで無事今回の帰省を終えた。


▲ りんかい線天王洲アイル駅にて


▲ 新宿駅にて特急「スーパーあずさ33号」


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