7月から名称が変更となった信州まつもと空港には出発の1時間程前に到着。空港に着いた途端に大粒の雨が降り出し，やがて豪雨に。チェックインすると飛行機は約15分遅れとのこと。ひょっとして結構になるかも，とも思ったがここはお姉さんを信じる。（笑）
　こんな片田舎の空港でも警備は厳しく，セキュリティではズボンのベルトでひっかかってしまった。この日は満席で結構ぎりぎりにセキュリティ通った為，待合室は大勢の人で既に椅子に座る場所がない。飛行機は当初よりさらに遅れ，30分ほどの遅延となったが，土砂降りの中，無事着陸してくれた。そんな待ち時間に女性の係員の方が待合室にいる子供達に飴を配ってくれた。待ち時間が長くて少々うるさくなり始めた子供達はこれでいっぺんに静まった様子。（笑）
　やがて飛行機に搭乗。この日の座席は後部座席でエンジンがすぐ脇。乗り込みが終わりエンジンの回転数が上がると途端に音がうるさい。ちょっと失敗だったか，この席は・・・。しかし不思議なことに離陸してしまうと，さほどうるささを感じなくなってしまった。

　この日のフライトでは下一面雲だらけ。まったく外の様子を楽しむことができず少々残念。機内では飲み物の配布の他，子供には玩具のプレゼント。息子はJALの小さな模型をもらって大満足だった。
　やがて飛行機は約90分のフライトを経て新千歳空港に着陸。北海道も天気が悪く，滑走路に着陸する寸前までまったく外の様子がわからなかった。機外に出ると7月と言うのに肌寒い。連日30℃以上だった松本の地からは天国のように思えた。（笑）
　空港には父が車で迎えに来てくれており，道央道経由で室蘭の実家まで帰った。

　室蘭では天候も悪かったことから遊びにも行かず，買い物や親戚宅に行った程度。

　それにしてもこの時の室蘭の最高気温が16℃と，正直肌寒いを通り越して寒いくらい。ここ連日35℃くらいを記録していた街から室蘭に来ると，体力的には休まるかもしれないが，温度差が激しくて風邪でもひきそうなくらいだった。

　ちなみに写真は実家のベランダから撮った東日本フェリー（九越フェリー）の室蘭入港の様子。直江津と室蘭を結ぶこの船は以前よく使った航路であるが，最近ではすっかりご無沙汰。また乗れる機会はいつであろうか？

　帰省最終日。新千歳空港からちょうど昼の飛行機に乗る予定。旅費を抑えたいことと，のんびり汽車旅を少しでも堪能したいということで，室蘭から空港までは鈍行の旅と決め込んだ。
　東室蘭駅から8:15発苫小牧行き普通列車427Mに乗車。711系3両編成の先頭車両に乗り込み，１ボックスを占拠。月曜日と平日であったが通学輸送時間帯直後なので車内はそこそこに空いていた。
　曇り空の中，のんびりと列車は苫小牧に向けて快走。途中，竹浦駅で後から来る特急「すずらん」の追い越しがあり，しばし停車。白老を過ぎ，苫小牧に近づいてくると次第に乗客は増えていった。

　南千歳からは9:58発の「スーパーホワイトアロー」崩れの快速「エアポート92号」に乗車。かなり混雑しており，重い荷物を背負って息子を抱えたままデッキに立ち新千歳空港には10:01に到着。

　新千歳空港に到着してまもなく，抱っこされている息子が目を覚まして一言。「あれ？もう新千歳空港じゃん」・・・親の苦労なんぞつゆ知らず，とはまさにこのこと。（笑）
　さて信州まつもと空港行きのJAL2855便は11:55発の予定。まだ二時間ほど待ち時間があるのでチェックインを済ませた後は空港ターミナル内をぶらぶら。お土産を買ったり，航空関連グッズの店を見たりして時間をつぶした。
　送迎デッキでは飛行機見物。次から次へと飛行機がやってくる様子に息子は大喜び。JALが発足してJAL新塗装機が増えている中，ツルのマークの旧JALやカラフルな旧JAS塗装の飛行機もまだ残ってはいるが，まもなく見納めということで記録に勤しむ・・・　あれ？俺って鉄チャンじゃなかったっけ？（笑）

　11:40分過ぎに搭乗が始まり，早速乗り込み。今回は座席は前方部で，外の眺めも良い・・・はずなのだが，天候が悪くて今日も期待はできなさそう。MD-87はほぼ満席で新千歳空港を離陸した。

　機内では快適な時間を過ごした。息子も再び機内で玩具をもらってご満悦。