幌萌鐵道管理局   北海道廃線跡探索記

夕張鉄道
   夕張市内のみ探索/平成11年8月13日探索

 石炭を運ぶ路線として夕張の街と野幌を結んでいた夕張鉄道。現在でもバス会社として残っていますが,鉄道としては昭和49年に北炭(北海道炭礦汽船)に譲渡され,昭和50年に鉄路が廃止されました。石炭の衰退とともに運命を同じくした鉄道です。

 さて夕張鉄道の跡は夕張市内はほぼサイクリングロード化されており,線路跡を辿るのは容易です。若菜駅にはホームが残り,駅舎の残る駅も多いようです。また国鉄との接続駅であった鹿ノ谷は機関区が設けられていましたが,現在ではJR鹿ノ谷駅がぽつんと残るだけで,夕鉄跡は広い空地と化しています。しかし当時車庫として使用されていた建物二つが現在も残っています。

 夕鉄は軽く流して見るに留まりましたが,将来是非隈なく周りたい線区の一つです。


▲ 若菜駅 ホームが残存 ('99.8)


▲ 鹿ノ谷駅 右の空地が機関区跡 ('99.8)
車庫が二つ残っている。


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