幌萌鐵道管理局 　　北海道廃線跡探索記

◆ 興浜北線
　　　浜頓別−北見枝幸：30.4km／昭和60年7月1日廃止／平成9年8月10日探索

　昭和60年に廃止となった興浜北線は、興浜南線と結ばれること無く散った鉄路として有名です。北の果てを感じさせるオホーツク海の風景にとり憑かれた鉄道ファンも多いのではないでしょうか。

　現在では鉄道の面影はかなり薄くなっており、道床のほとんどは砂利も撤去済みで判別が難しくなっていました。しかし斜内と豊牛には当時の駅舎がぽつんと残っており、感激させられました。

駅名 駅舎 ホーム コメント
（浜頓別） × × 駅跡の南側には浜頓別バスターミナルが建つ。
頓別 × × 仮乗降場の為、完全に撤去済。築堤のみ判る程度。
※ 頓別の集落とはかなり離れているので注意。
豊牛 ○ × 駅舎が現存。立ち入ることもでき、当時の発車時刻表と旅ノートがあった。
豊浜 × × 完全に撤去済。微かに空き地が広がる程度。
斜内 ○ × 駅舎が現存。しかし個人の所有物の模様。
★ 　 　 目梨泊−斜内間の神威岬は当時の有名な撮影地。
岬や灯台は当時の面影を残し、路盤跡も判る。
目梨泊 × ？ 駅舎の土台が多少残っている様子。
ホーム跡は草に埋もれているので不明。
山臼 − − 場所が特定できず。
問牧 × × 駅跡には問牧コミュニティーセンターが建つ。
北見枝幸 × × 駅跡には記念碑が建つ。駅裏手に交通ターミナル。
交通ターミナル二階に興浜線関連の資料が展示されている。
また旧北見枝幸駅から国道238号線手前までは「興浜線通」という道路に変身。

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