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先日，家族で名古屋港水族館を訪れた時のこと。その隣に「シートレインランド」という遊園地があり，ついでに立ち寄って遊んでみました。この遊園地，特に遊園地の汽車が目玉という訳ではないのになぜ「トレイン」という文字がつくのか，さっぱりわかりませんでした。 ところが観覧車に乗り，下を眺めてみてびっくり。明らかにこの遊園地はかつての貨物駅の跡地なのです。扇状に広がる空間の大元である北側には一直線に線路が延びて来ており，「トレイン」の由来に納得しました。
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 ▲ シートレインランド観覧車より駅跡を望む
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全く下準備をせずに訪れたので全く分からない状態で早速探索。するとかつての駅入口と思われる場所には今もJR貨物の「名古屋港駅」の看板が残っていました。しかしその内部はすべて駐車場に変わっており，また新たな建物の建設も進んでいました。 北側より延びる線路は名古屋港駅跡手前にある陸橋の下で途切れていました。しかし線路は光っており，今も時々列車が走っている様子が伺えます。どうやら東海道本線の貨物支線であるこの路線から名古屋港駅だけが消えてしまった様子です。
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 ▲ 入口には駅の看板が残されたまま
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 ▲ 駅の手前までは現役の線路が残る
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 ▲ 構内の片隅に残されたコンテナ群
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 ▲ 駅跡は巨大な駐車場と遊園地へ
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手元に資料がなく詳しいことはまだ分かりませんが，手元にある貨物時刻表によると2000年3月のダイヤ改正時点でも確実にこの名古屋港駅には貨物列車が乗り入れていた様子です。ここ1,2年で完全に廃止されたのでしょう。今ではここが貨物駅だったことを示す痕跡は入口の看板と，構内にうち捨てられたコンテナ群だけです。 なおかつてはこの名古屋港駅からさらに先の堀川口駅まで貨物線が延びており昭和55年10月に廃止されたようですが，名古屋港地区の再開発によりその痕跡を辿るのは難しそうです。
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