幌萌鐵道管理局 全国廃線跡探索記 | |
◆ 富山地方鉄道(黒部鉄道) 電鉄桜井−黒部間 1.1km/昭和44年8月廃止/平成12年10月探索
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富山地方鉄道の宇奈月−黒部間はかつて黒部鉄道として開業した区間で,以前は国鉄黒部駅で連絡していました。これが富山地鉄との合併により黒部より富山方面に線路が延びたのですが,電鉄桜井(現・電鉄黒部)−黒部間が枝線として残り,昭和44年に廃止となりました。その他の区間については富山地鉄本線として今でも宇奈月温泉への特急が走っています。 現在の電鉄黒部駅からは富山地鉄本線が単線で延びJR北陸本線をオーバークロスしていますが,その線路と平行にかつての黒部までの線路跡が残っています。架線柱の間隔がちょうど複線分ある為,これは容易に見つけることができます。 その線路はJR北陸本線の手前からカーブを描いてJR黒部駅前に続いていたのですが,カーブ脇にあった民家の壁伝いに築堤らしきものが残る程度で,その先は道路改良,農地転用,住宅建設でほとんど残っていませんでした。全長僅か1.1kmの短区間ですので探索は比較的容易です。
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▲ 富山地鉄本線の左に残る道床 電鉄黒部−電鉄石田間にて
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▲ 写真中央部に僅かに台状に築堤が残る 線路は向かって手前に延びていた
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